乾燥している時の身体の反応と対処法

最近は特に空気が乾燥していますよね。
そのせいでインフルエンザやコロナにかかりやすくもなっているようです。
乾燥している時、身体はどのようになっているか、どんな反応が出てどのような症状が出やすいのかを今回はその対処法も含めてご紹介していきたいと思います。

乾燥している時は要注意。

湿度が低く、乾燥している時、身体もカラカラに乾いている状態になっています。
表面的な身体の乾き(手が荒れる、皮膚が乾燥してカサカサするなど)ももちろんですが、身体の内部もカラカラになっています。
特に目や喉、鼻などの外と繋がっている粘膜は水分量が失われ、機能が低下してしまうことがとても多いです。
普段はこれらの粘膜は外から入ってくる細菌やウイルスを身体に入らないようにガードしているのですが、その機能が落ちてしまうと、身体への侵入をガードできなくなり、感染しやすくなってしまうのです。

乾燥しているかどうかのチェックポイント

乾燥している時は扁桃腺の反応が顕著に出ていることが多いです。
扁桃腺の反応が出るところはこちら↓

軽く押して痛みがあったり、硬さがあると反応ありと判断します。
この中のうち、どれか一つでも反応があると、扁桃腺のはたらきが落ちている可能性があり、複数の反応があるとかなり扁桃腺のはたらきが落ちてしまい、免疫がはたらいていない状態といえます。


また、首が痛い、腰を痛めた、関節が痛い、などの症状も扁桃腺の反応であることもよくあります。こちらについては以前扁桃腺についてご紹介したときの記事に詳しく記載しているのでご覧ください。

乾燥している時の対処法

乾燥しているときは水分をこまめに摂るようにしましょう。
と言っても夏に比べるとそんなに喉が乾いていないから飲まない…という方が多いのですが、喉が乾いた時にはすでに身体がカラカラになっていることが多いので、その前に水分を摂ることをお勧めします。
実際に飲んでみると、知らないうちに喉が乾いていることが多いので意外とゴクゴクと飲めてしまうことが多いです。
この時期は時間やタイミング(外出前後、食事の前後、トイレの後、寝る前、起床時などなど)で飲むようにすると忘れずに水分を摂取することができます。
飲むものも出来れば温かいもの(ゴクゴク飲める程度の温度なので40〜50℃くらい)がお勧めです。

当院でお勧めしている乾燥への対処法

当院でお勧めしているセルフケアは

  • 鼻うがい
  • 龍角散ダイレクト

の二つです。

鼻うがいと聞くと痛そう…、面倒くさそう…、どこに売ってるかわからない…と思われるかと思いますが、
私も日常的に行っていますが、痛みもなく、手軽に行えて、ドラッグストアやネットなどでも購入できるので、初めてみよう、と思えば割と簡単にできます。
普段使っているのがこちら↓

中には専用のボトルと洗浄液の素が入っています↓

最近では色々な種類のものがあるので、1回の量が多く、購入しやすいものであれば種類は問わずです。また、こちらはお湯で粉を溶かすタイプなので温かいのですが、水や冷たいものもあるので、その際は溶液を作った後にコップなどの入れ物にお湯を入れて湯煎をする要領で温めてから使用すると、より使いやすいと思います。

続いてお勧めしているのは龍角散ダイレクト↓

こちらはCMでもお馴染みなので知っているという方も多いかと思います。
特に外出先で水分が摂れない…、仕事中なかなか水分を摂れないという方にはお勧めです。

まだまだ寒く乾燥する日が続くようなので、ウイルスや細菌などの感染症にならないようにセルフケアを行い、この時期を乗り越えていきましょう。
また、色々これまで試したけど、喉を痛めやすい、体調を崩しやすい、という方は他にも原因があることもあるので、一度当院へご相談ください。