坐骨神経痛や股関節の痛みの原因となる意外な生活習慣とは?

腰から足に痺れるような痛みがある、座って立つと股関節から足に重だるい感覚がある、寝ていても腰から足の外側に違和感がある、などの坐骨神経痛の症状や、歩いたり動こうとするときなどに股関節が痛くなるなど骨盤や股関節周りの不調を抱えている方はとても多いです。
これらの原因はよく、股関節周りの筋肉が硬くなることで起きる、股関節周りの筋肉を柔らかくすれば症状は落ち着きます、というのをよく聞くと思いますが、実際のところはどうでしょうか?
確かにストレッチをしっかりしたり、運動をしたりで良くなることもあると思いますが、それだけではなかなか変わらない…という方も多いのではないかと思います。
今回は股関節周りの筋肉が何故硬くなって症状を引き起こすのか、日常生活に隠れた意外な原因などをご紹介していきます。

股関節周りの筋肉が硬くなると症状が出るのはどうして?

坐骨神経痛や股関節の痛みが出る原因として多いのが股関節周りの筋肉が硬くなることです。
股関節周りの筋肉は様々な動きが出るように、そして二本足で立てるように、たくさんの筋肉があり、それが骨盤周り一帯にハンバーガーのように幾重にも重なっています。
このように筋肉がたくさん重なっているところは、「トリガーポイント」と言って、痛みの「引き金(トリガー)」ができやすくなり、足の方にまで痛みを飛ばす原因となります。

また、これらの筋肉が摩擦を起こし、筋肉が硬くなり痛みを引き起こしたり、股関節の動きを補助する軟骨や靭帯にダメージを与えて症状が出ることもあります。

そして股関節周りの筋肉が硬くなる原因として、
・歩き方
・股関節の動かし方
・体重の乗せ方
などがよく挙げられていますが、これらは
何故そのような動きになってしまうのか
という根本の原因を見つけることで、より良い動かし方や症状の軽減が期待できます。
これは過去にご紹介したこちらの記事からご覧ください↓

しかし、現代の生活では股関節の動かし方よりも原因となるある習慣があります。

股関節周りの筋肉が硬くなる生活習慣とは?

それは眼精疲労です。
一見関係なさそうな…と思われますが、ちゃんとメカニズムがあります。
少々難しいところもあるので文章だけでなくイラストも使いながら説明していきます。

眼精疲労によって起こるのは頭の骨である蝶形骨が歪みです。
この蝶形骨は骨盤や股関節、足の付け根であるソケイ部と連動していると言われています。

眼精疲労により、蝶形骨が歪み、骨盤あるいはソケイ部のバランスを崩し、股関節周りの筋肉を収縮させることで、坐骨神経痛や股関節の痛みや不調を引き起こすということです。

また、蝶形骨が歪むと、蝶形骨に接している脳下垂体のはたらきも悪くなります。
脳下垂体は様々なホルモンを分泌している大事なはたらきををしています。
そのため、脳下垂体のはたらきが鈍くなると、ホルモンの分泌のバランスが崩れ、自律神経失調症のような症状が出ることもあります。

骨盤周りの筋肉がなかなかほぐれず、症状もあまりよくならない、
骨盤矯正や足の長さが違うなどの構造的なアンバランスがなかなか改善しない場合でも、
蝶形骨の歪みが原因となっていることも考えられます。

また、ホルモンバランスが乱れ、様々な症状がある場合でも、蝶形骨の歪みが根本的な原因になっているケースもあります。
この場合、よくみられる症状として、皮膚症状が多く、敏感肌や湿疹、発疹などがあります。

普段の生活でできるセルフケア

蝶形骨を歪ませてしまう眼精疲労に有効なセルフケアは目を温めることです。
最近ではめぐリズムや蒸気でホットアイマスク、あずきが入っていてレンチンして何度も使えるもの、USBに繋いで充電して目を温めるものなどいろいろな目を温めるグッズがあります。
また、仕事中など外出先でなかなか目を温めることができなくても、目を閉じたり、遠くを見ることも眼精疲労には有効な手段となります。
目をケアしながら、股関節のストレッチなどを行なっていくと、症状の軽減や予防にもなります。

しかし、長年に渡り症状を繰り返していたり、症状が出続けていたりする場合は効果を実感するまでかなりの時間を要すると思うので、その場合は施術もプラスしていくことをおすすめします。