めまいはなぜ起こる??
めまいの原因として最も多いのは第3頚椎(3番目の頚椎)のズレです。
これは第3頚椎の右側に押した時の痛みやボコっとした腫れのようなものとして現れます。
ではなぜ第3頚椎なのでしょう?
第3頚椎は肝臓と繋がっている??
少し専門的な話にはなってしまうのですが、頚椎3、4番の神経は「横隔神経」という文字通り横隔膜を動かす神経をつくっています。
(かなり離れたところからの神経ですが、魚の鰓(えら)呼吸の名残りとも言われています)
横隔膜は肝臓と接しているところがあり、「沈黙の臓器」と言われている肝臓はこの横隔神経を使って状態を表していると言われています。
そして、めまいとの関係はこの肝臓との繋がりにあります。
東洋医学では各臓器が各感覚器官(目、鼻、口など)と繋がりがあるとしています。
そして肝臓は目と繋がっているのです。
つまり、肝臓からの反応が目に影響し、平衡感覚や視界などをコントロールしているわけです。
そのため、肝臓が機能不全を起こし、めまいの症状があると、第3頚椎を押した時の痛みや腫れのようなものとして現れるのです。
第3頚椎に反応が出てしまう原因は??
第3頚椎に反応が出る原因は肝臓の機能不全を起こすことがほとんどです。
例えば
✅目の疲れ(スマホやパソコン、タブレットやゲーム機器など)
✅アルコールの摂取過多
✅薬の長期服用(薬は肝臓と腎臓で代謝されるため)
✅ストレス
✅運動不足(血液循環が悪くなり、血の滞りである「オ血(おけつ)」ができて、肝臓で代謝されるため)
などが挙げられます。
逆にこれらのことを気をつけると第3頚椎の反応もなくなり、めまいの頻度や度合いの軽減、めまいがない方でも視界がクリアになったりすることもあります。
第3頚椎の反応がなくなるとめまい以外にも効果が!?
とは言っても、それだけで根本的な解決になることはなかなか珍しいことです。
そして、肝臓の機能不全を起こしている原因は複合的なものが多く、根気よく施術を行うことが大事です。
しかし、施術を重ねて第3頚椎の反応がなくなると、症状がぶり返すことは格段に減り、更には自分でも気づかなかった症状(無自覚の肩こり、消化器系の症状、睡眠の質など)にも効果が出ることもよくあります。
私もめまいは経験がありますが、あれは二度となりたくないものです…。
めまいでお悩みの際は是非一度当院にご相談ください。